ぬいぐるみを処分しなくては、と思ってもなかなか捨てられない経験をしたことはありませんか。 たくさんの思い入れがあるぬいぐるみは簡単に捨てられませんよね。 中にはホラー映画のような展開を想像してしまい、捨てることができない、なんてこともあるでしょう。
しかし、いつまでも手元に置いておくのも難しく、処分しなければいけない瞬間が、いつかはきます。 後悔や後ろめたさがなるべく少なくなりように、ぬいぐるみを処分するには、どうすれば良いのでしょうか。
ぬいぐるみを捨てられないのは、どのような気持ちがあるからなのでしょうか。
このように色々な理由があると思いますが、捨てられない理由に合わせた処分方法を選べば、行動に移せるかもしれません。 どうしても、別れるのがつらい場合は、捨てずに残しておき、大切にするのも選択肢の一つでしょう。
ぬいぐるみの処分方法はいくつかの手段があります。 持ち主の気持ちと照らし合わせ、最も適切な方法を考えてみましょう。
もし、思い出が邪魔することがなく、単純にどう捨てるべきか分からないだけであれば、一般ゴミとして捨てましょう。 注意すべき点としては、燃えるゴミとして処分ができるのか、もしくは燃えないゴミなのか、間違いがないように素材をしっかりと確認しましょう。 燃やしてしまうと有害物質が出てしまう素材もあるため、注意が必要です。
また、サイズが大きい場合は粗大ゴミの扱いになることがあります。 地域の分別方法を確認して、適切な処分方法を把握しましょう。
現代では様々な方法で不用になったものを売ることができます。 状態が良ければ、良い価格が付くことがあるので検討してみてはいかがでしょうか。 リサイクルショップで売ることはもちろん、最近ではフリマアプリやオークションサイトなど、ネットを使って不用品を売ることができます。
状態が悪いと、値段が付かない、ということもあるので、売る前にしっかりと綺麗にしておくことや、まとめ売りという方法も検討しましょう。 誰かの手に渡り、また大事に扱ってもらえるのなら、手放すときも勇気が出ることでしょう。
地域の幼稚園や海外の子供たちに寄付することも方法の一つです。 寄付する相手を探したり、連絡を取り合ったりして、相手の手に渡るまで時間がかかるかもしれませんが、大切にしていたぬいぐるみが、他の誰かを笑顔にするかもしれない、と考えると嬉しく思えるはずです。 寄付をする場合は、まず相手先に電話やメールで問い合わせてみましょう。 突然、ぬいぐるみを持ち込んで寄付をすると伝えても、迷惑になってしまうことがあるので、ご注意ください。
もし、知り合いや親戚に子供がいたら、その子にあげると良いかもしれません。 子供と言っても、年齢や性別によってぬいぐるみに興味があったりなかったりします。 まずは写真を撮って見せることで、興味があるかどうかを確認してからプレゼントすると良いかもしれません。
人形供養、と言う言葉を聞いたことはあるでしょうか。 人形供養は大事にしてきた人形を感謝の気持ちを込めて、神社で供養してもらうことです。 日本では「目と口が付いているものは粗末にしてはいけない」と言われることがあります。
他にも、長い年月存在していたものには「付喪神」が付くといった言い伝えもあったことから、人形を供養する文化が日本にはあるのです。 大切にしていたぬいぐるみに恨まれるのではないか、呪われるのではないか、などと考えてしまう人には良い処分方法かもしれません。 これは、人形供養を取り扱っている神社であれば、ぬいぐるみの供養も行っていることがあるので、ぜひ問い合わせてみると良いでしょう。
どんな手段でぬいぐるみを処分するにしても、やはり気持ちの整理が上手くいかない場合があります。 そんなときに、ちょっとした工夫で捨てる覚悟が決まる場合があります。
やはり、大事にしていたぬいぐるみには、魂が宿っているように感じてしまいます。 そんなぬいぐるみをただのゴミとして処分するのは気持ち的に難しいでしょう。 そういうときは、天然の塩や神社でいただいた塩をぬいぐるみにかけ、供養しましょう。
綺麗な布や和紙などで包んであげると良いでしょう。 ただ、無造作に処分してしまうよりは気持ちが伝わるでしょう。
ぬいぐるみの視線が気になって捨てることができない、という人は少なくありません。 そんなときに、ぬいぐるみの目に目隠しを使いましょう。 これによって、生き物や魂のあるものという認識が薄らぎ、ただのモノとして気持ちを切り替えられるかもしれません。
ぬいぐるみとの別れは、葛藤や抵抗があるかもしれませんが、すべては持ち主側の気持ちです。 捨てた後、後悔で悩むことがないように、しっかりと感謝の気持ちを告げてお別れをしましょう。 「可愛そうなことをしてしまった」と思うことがないように、できるだけのことをすると良いでしょう。 悔いのないお別れができるよう、納得できる方法で処分を行ってくださいね。