毎年増えていくおもちゃの山に、頭を抱えているパパ・ママはいませんか?生活スペースをおもちゃに占領されて、正直捨ててしまいたいと思いますよね…。中には子どもに気づかれないように捨てている方もいるかもしれませんが、それは親子の信頼関係や子どもの判断能力に影響を与えることも…。
そこでここでは、親子で納得できる「おもちゃの分別方法」や「捨て方」をご紹介します。「リサイクル方法」や「最終的な処分の方法」もお伝えするので、おもちゃの処分の参考にしてくださいね!
おもちゃの処分で一番困るのが、親が勝手に捨てられないことではないでしょうか。ここでは、親子で納得しながらできるおもちゃの捨て方や、タイミングについて解説します。
毎年増え続けるおもちゃに困って、子どもに確認せずに、勝手に捨ててしまう方もいるでしょう。しかし子どもに決めさせることなく、親が勝手に捨てていては、子どもが傷つくだけでなく、自分で決めるという能力が育たなくなってしまうかもしれません。
親子で納得できるおもちゃの捨て方のポイントは、「1年以内に使ったかどうか」です。以下の図に手順を参考にしながら、一緒に分別してみましょう。
おもちゃの捨て方の手順。まずはおもちゃを箱から全部出して、子どもと一緒に1年以内に使ったかどうかを考えましょう。使ったものは元のおもちゃ箱へ、使っていないものは「これは捨てていい?」と子どもに聞いてから捨てるようにします。
しかし使っていないものの中に「これは捨てたくない」というものがあった場合は、「とりあえずBOX」に入れて、いったんとっておきます。半年か一年後に再び「とりあえずBOX 」を開け、「捨ててもよい」と子どもが判断した場合はリサイクルかごみ箱へ、「捨てたくない」と判断したものは「お気に入りBOX」を用意して保存します。
「お気に入りBOX 」の中身がいっぱいになったら、その都度おもちゃの分別をしましょう。
おもちゃの整理を日常的にされている方は、捨てるタイミングを気にしないかもしれません。しかし「整理する時間がない」「大量にたまったおもちゃを捨てるタイミングがわからない」という方も多いと思います。
以下の5つのタイミングで捨てれば、おもちゃを一気に整理して捨てられるかもしれません。
上記のタイミングのポイントは、「新しい学年の節目」「新しいおもちゃの購入」「収納可能な量を超えたこと」「大きな掃除のタイミング」です。
このポイントにあてはまるタイミングで、おもちゃを捨ててみましょう。
子どもが「捨ててもよい」と判断したもののなかで、状態のよいものは、リサイクルショップや不用品回収業者を利用するのがおすすめ。
リサイクルショップへ持ち込むおもちゃを見分けるポイントは、素人では難しいもの。明らかに破損していて使えないもの以外は、すべてリサイクルショップへ持って行き、店員さんに判断してもらいましょう。滑り台やブランコなどの大型のものは、出張買取を利用すれば楽々です。
少しでも買取価格を上げたい方は、おもちゃの箱や説明書も一緒に持って行ったり、汚れを綺麗に落としたり、おもちゃ以外の洋服や家電とまとめて買取りしてもらいましょう。
とにかく捨てたいおもちゃが多くて、「リサイクルショップへ持っていくのも大変」「状態のよいものを分別するのが面倒」という方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
回収のみを行っている場合もあれば、買取りと回収の両方をおこなっているところも。買取りと回収の両方をおこなっている不用品回収業者は、買取価格から回収費用を引いた額で引取ってくれます。リサイクルショップでは値段がつかないようなおもちゃの引取りに便利です。
また、子どもにもリサイクル・リユースの大切さを伝えるきっかけにもなるので、買取りや回収をお願いするときに、ただ捨てるのではなく「他の誰かの役に立つ」ということも説明すると良いかもしれませんね。
おもちゃの分別のポイントは、「電池を使うおもちゃかどうか」です。電池を使わない積み木や紙のパズルなどのおもちゃは、可燃ごみに捨てましょう。
自治体によっては紙や木のおもちゃ以外にも、プラスチック素材やレゴブロックなどの樹脂製のおもちゃも可燃ごみになる場合もあります。各自治体の分別方法にしたがって捨てましょう。
電池を使うおもちゃは、すべて不燃ごみの対象になります。また、一部が金属でできているおもちゃも不燃ごみとなるので注意しましょう。捨てる前には必ず、電池をはずすことも大事なポイントです。
電池を入れたまま不燃ごみに出してしまうと、電池から発火して火災の原因になったり、ボタン電池から少量の水銀が漏れ出して環境汚染の原因になったりします。
室内用の滑り台やジャングルジムといった、ごみ箱に捨てられないサイズのおもちゃは、以下の2つの方法で捨てましょう。
粗大ごみに出すと、処分のための料金がかかります。そのため、組立式のおもちゃはできるだけ小さく分解し、可燃ごみと不燃ごみに分別するのがおすすめ。どうしても小さく分解できないものは、最終手段として粗大ごみに捨てましょう。もちろん、不用品回収業者に回収をお願いすることもおすすめの手段です。
大人には「ごみ」に見えてしまうものでも、子どもにとってはどれも大切なおもちゃです。無理強いして捨てると、親子の信頼関係に影響がでたり、本当に必要なものを自分で判断する能力が身に付きにくくなったりします。子ども自身に捨てるおもちゃを決めさせれば、判断能力が養われたり、責任感が身に付いたり、子ども自身の満足感にもつながるでしょう。
不要となったおもちゃも、ごみとして処分するのではなく、まずはリユースすることが大切です。子どもにとっておもちゃは、必ずしも新しいものである必要はありません。まだ使えるおもちゃは、次に必要としている子どもへバトンタッチしましょう!
おもちゃの処分に困ったら「もったいない運送」にご相談ください。不用になったおもちゃをリユースやリサイクルに役立てます。